カテゴリー：中島英摩
真冬の車中泊の悩みをよく耳にします。キャンピングカーならFFヒーター搭載が定番かもしれません。でももっと手軽に今すぐできる防寒対策があるといいですよね！
真冬の雪のなか山に登って山の中で寝る、アウトドアライターとしては、壁があるだけで幸せ！断熱材（スタイロフォーム）で覆われたハウス内はテントよりも何倍も暖かいので、正直なところ-10℃でも-20℃でもトラベルハウスの中ならぬくぬくだと感じたりします（笑）
でも！だれにでも今日からできる簡単なおすすめ防寒対策＆アイテムを紹介します。トラベルハウス3年目、いろんなあったかグッズを試してみましたが、今のところこの5つが効率よく暖かくなります。
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１） USB式電気ブランケット
バッテリー積載タイプのトラベルハウスにはコンセントがあります。あるいは持ち運びできるバッテリーを積んでいる人もいると思います。でも電気毛布ってかなり電気を食うんですよね…。そんな時にはモバイルバッテリーで使える電気ブランケットが便利。バッテリーを入れられるファスナーポケットが付いていて、ポンチョにもなるタイプを使っています。膝掛けや毛布のようにも使えるし、羽織ったまま外にも出られます。
２）冷え対策は「首」を温める
これはもう常識かもしれないのですが、、、首、手首、足首など「首」とつくところを温めると身体全体が暖かくなります。特にトラベルハウスは軽トラックの荷台に乗っていることもあり、床面が寒く感じます。足元を温めるだけでずいぶんちがう！脱ぎ履きが楽なスリッパタイプもおすすめ。ネックウォーマーや手袋もつければなお暖かい！
３）寝袋やマットは本格仕様のものを選ぶ
「車中泊にぴったり」「キャンプに」と謳った寝袋やマットもよいのですが・・・冬の登山用に作られたアウトドアメーカーの本気の製品にはぜっっったいに敵いません！化繊綿の寝袋を使っていませんか？当然ながらダウン（羽毛）の方が格段に暖かいです。本格的な寝袋は、メーカーのサイトに「快適使用温度」「下限温度-」といった表記があります。なかには快適温度（その寝袋で快適に過ごせる気温）-20℃というものも。氷点下対応のものなら他のあったかグッズなんてもはやいりません。マットも厚みや素材が様々で、参考となる適応温度が表記されています。安価なキャンプグッズよりは値段は張りますが、キャンプでも使えて、修理補修の対応も◎、長く使えます。それでずーーーっと暖かいと思えば安いものです。
４）エベレスト登山でも使われた湯たんぽ
スーパーやホームセンター、100円ショップでも買える湯たんぽ。でもファシーの湯たんぽは暖かさの持続性が断然違います。しっかりとしたフタでお湯漏れの心配もなく、アウトドアにぴったり。３でおすすめした寝袋はちょっと高くて買えない・・・という人でも、手持ちの布団や寝袋にこの湯たんぽを使うだけでもかなりあったかい！寝る時だけでなくハウス内で過ごす間お腹や脚の上、背中などに置いておくと暖かいです。
５）ハウス内で煮炊きをする
バンライフなど乗用車でも調理はできなくないですが・・・トラベルハウスのいいところは「部屋型」で、テーブルや椅子を設置できます。私は窓際をテーブル、壁側をベッドにしています。背中は寒くなく、煮炊きするときもテーブルに面している窓を少し開けておけばOK。鍋をしたら一気にハウス内の気温が上がり、温まった空気は断熱材のおかげでハウス内にある程度とどまってくれます。結露はやむを得ないですが、暖房なしでもハウス内を温めることができます。キムチ鍋にすれば身体もポカポカ〜。
番外編：
トラベルハウスにはエアコンの設置オプションがあります。わたしのトラベルハウスには、FFヒーターではなく業務用の冷暖房を付けてもらっています。ソーラーから給電できるバッテリーを積載しているものの、それで冷暖房を使用すると一気にバッテリーを消耗します。冷暖房を使うのは、オートキャンプ場の電源サイトやRVパークなど外部から給電できる時のみにしています。環境さえ整えば、家よりも暖かいんです。氷点下でも半袖短パンで過ごせてしまいます。
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このほかにも色々とあったかグッズや防寒対策はあるのですが、ベスト５を絞ってみました。近々窓に防寒シートを張って、入り口にはカーテンを付けてみようかなと思っているのでまたレポートします！
（文・写真：中島英摩）
中島英摩 さん
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