1 年半ほど前に「トラベルハウスの構造」で
「 各パネルは鋼板、断熱材、コンパネを貼り合わせて作成しています。 」とご説明しました。
もう少し詳しく説明すると、コンパネをアルミフレームに固定し、そこに断熱材、鋼板を貼り合わせて パネルを作成しています。
合計8枚のパネルでハウスを組み立てた後の内装段階で、コンパネの内側に内装材(プリント合板)を貼り付けます。
最終的にトラベルハウスの壁は4層構造、全体で約31mmの厚さになります。
ここでフレームに固定するコンパネがミソです。
軽量化を考えればコンパネを使わない方が軽くなる のですが、完成したハウスの壁にビスを簡単に打込むことができるのはこのコンパネの存在あればこそです。
正直なところ他の素材で試したことはありますが、それぞれ一長一短があり、コンパネに勝る素材には未だお目にかかっていません。
ハウスの構造上の制約はいくつかありますが、自分オリジナルの棚やテーブル、椅子などをDIYでハウスに後付け したり、内装を変えることが手軽にできるところがトラベルハウスの重要な特徴です。
ちなみに当社がご用意するオプションの家具類もコンパネにビスを打ち込んで固定しています。
ここ2~3年のウッドショック、さらには今年に入ってロシアへの経済制裁によるロシア産木材の禁輸の影響もコンパネ価格にもろに跳ね返ってきていて、1年前の倍以上のコストになっています。
それでもDIYができるトラベルハウスにとっての必需品、コンパネは外せません。