カテゴリー:中島英摩
トラベルハウスで旅やアウトドアを楽しんでいるライターの中島英摩さん寄稿
【トラベルハウスの初車検に挑戦!】
トラベルハウスに乗り始めてはじめての車検がやってきました。
そのときの様子を詳しくレポートします。
Q.どうやって車検に出すの?車検通るの?
A.トラベルハウスは軽貨物!箱を下ろして軽トラックの状態で車検に出します。
っと言うわけで、車検に挑戦というより、正確には『車検に出すためのトラベルハウスの取り外しに挑戦』しました!
トラベルハウスの株式会自遊空間さんは兵庫県。
わたしの住まいは長野県。
アンバサダーのわたしにいつもとっても丁寧に対応してくださるんですが、長野から兵庫までいくのはなかなか大変で。
今回は自分でドキドキしながらチャレンジ!
事前にいっぱい質問しておきました。
実は初めて外したんです。
できれば2人以上でやるほうが良いですが、今回はともだちの都合がつかず、車検の期日もギリギリだったので、ななななんとぜんぶ1人でやり遂げました。
女性ひとりでも取り外せると体を張って証明しちゃいましたよ(笑)
【はずしかた】
①工具の準備
事前に外し方のレクチャーを自遊空間さんで受けていたのですが、まずは工具の用意から。
わたしの持っているDIY用のインパクトではややパワー不足…
近所の金物店(工具店)へ駆け込み。
大きなホームセンターではなくて、職人さんや農家さんが行くようなところだったようで、お店のおとうさんがトラベルハウスを見て相談にのってくれました!
購入したのはメガネと言われる両端が円状になっているレンチ。
荷台の裏側と表側の両方をレンチで押さえる必要があり、固定してある場所が狭いのでサイズ選びも慎重に。
②固定&自立架台取り付け部のボルト外し(※)
アオリを下ろして固定器具4箇所のを外します。
最初はインパクトに付けるタイプで外そうとしたけど、メガネレンチを使ってテコの原理で外すほうが力がかけやすく、女性でも簡単に回ることに気付きました(わたしちょっと怪力なんだけど笑)。
それに、インパクトだと大きな音がするからご近所迷惑にならないかと心配に。
レンチで緩めてからインパクトを使いました◎
最初のボルトひとつふたつ緩める時に戸惑ったけど慣れればテキパキ。
※現在、固定金具はノブボルト式に変更しており、工具が無しで取り外すことが可能となっております。
③自立架台の取り付け〜ハウスの持ち上げ
次は自立架台という専用の脚を4つ取り付け。
これがめちゃくちゃすごくって、くるくる回すだけで、軽い力で箱が浮いていく仕組みになっているのです。
4箇所のバランスを見ながら持ち上げていくために車の周りを何周かしたけど(笑)
2〜4人いれば良いですよね!
④車体を動かす
箱が持ち上がったら、次はドキドキの車体移動。
ハンドルを真っ直ぐ、ぜったい真っ直ぐにしたままゆっくりゆっくり前に出す!
うん、たったこれだけ。
ハウスを下ろした軽トラが軽すぎて運転しにくいのなんの。
後ろのアオリを取り付けて車検へGO‼
⑤ハウスの保管
自立架台を付けたままで大丈夫なの?と不安になって自遊空間さんに聞いてみたところ、車検に出す数日くらいなら大丈夫ですよとのこと。
ホッ。
中に入らないこと(危険)、台風や竜巻級の風はNGだそうです。
数日間、箱だけがマンションの駐車場にある光景は滑稽でした(笑)
【ハウスの取り付け】
外すのはね、イイんです!
で!も!
肝心なのは取り付けです。
なぜなら、バックでぴったしに車を箱にはめなければならないから…。
①自立架台の付いた箱に車をバックで合わせる
そりゃもう、何十回もバックしたり前に出したりしましたよ。
まずは、箱の正面に車を配置。
そこからすこ〜〜〜しずつバックしていきます。
これも誰かと一緒が絶対いい!
外から見てもらって「もう少し右!」「もっと左!」なんて言ってもらいながらやりましょう。
そこをわたしはほぼ一発で箱にピットイン。
東京都内で免許を取り、めちゃめちゃ狭いパーキングに何度も停めてきたから、まだ免許取って1年半だけどすっかり車庫入れが得意になりました◎(マイカー限定で)
ただ、ここからボルトの穴に合わせる必要があり、それが大変だった!
自立架台を数ミリ浮いているくらいまで下ろし、ボルト位置を見ながらセンチ、ミリ単位で車を前に出したり下げたり…
何十回と繰り返して、ようやく良い位置を見つけて自立架台を下げて箱を荷台に乗せました。
②固定器具を付ける
ボルトで荷台とハウスを固定する器具を取り付け。
外した時同様にメガネレンチとインパクトを駆使してしっかり締めました。
高速道路に乗るし、凸凹道も走るので、しっかりと!]
③自立架台を外す
ボルトを緩めて脚を外し、ボルトを戻せば完了。
終わった時にはなぜだかめちゃくちゃ達成感があってじ〜んとしました。
【トラベルハウス取り外しの感想】
はじめてだったからちょっと時間かかったけど、むずかしくはないし力もいらなくって、女性1人でもできるんだっ!って感動しました。
このシステムほんとすごい。
自作&既製品どちらにしても軽トラキャンピングカーの方はみなさんそうだと思うんですが、車検は軽トラの状態で出すわけなので、外してくれる工場探すのは大変だし自分でできるといいですよね。
ちなみにわたしのトラベルハウスは軽トラ本体と繋がる配線はありません。
それも大事!
今年こそ車体とハウスを塗りたいな〜と思っているので、今回の経験で取り外しのハードルが下がりました。
これで今後も安心です。
(文・写真:中島英摩)
中島英摩 さん
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