カテゴリー:すずかのトラベルハウス
昨年の7月、私はトラベルハウスで旅をはじめました。
トラベルハウスには家具をオプションでつけることもできましたが、私は自分で家具もDIYして理想の部屋を作る過程もSNSで発信したいとの想いから、真っ白な壁と収納椅子を1つだけ付けてもらい、旅に出ました。
それから、車内をDIYをして棚やテーブルを作成したものの、半年住んでみると色々気になる部分が出てきて、「ここをこうしたい」「もっと部屋を可愛くしたい」という気持ちが強くなり、車内を理想のデザインに大改造することに決めました。
今回の記事では私の約1ヶ月かけた車内改造についてお話します。
改造するにあたり、2つの問題に直面…
改造したいけどお金がない。なら、廃材を使ってDIYしちゃおう!
改造するにあたり大きな問題がありました。
1つは現実的に必要な資材を購入することを計算すると、お金が全然足りないことに気付きました。
お金が無いにも関わらず、どうしても部屋のリノベーションすることを諦めきれなかったため、廃材をもらって家具を制作することに決めました。
地元の掲示板「ジモティー」という不要になったものを譲ったり譲ってもらったりするウェブサイトで、廃材を出品している人を探して、譲ってもらいました。
廃材はビスなどが刺さったままの材も多いので、利用するまでに一手間かかりますが、無料で手に入れられることはもちろん、資源を循環させることで地球にも優しくて車内の家具にストーリー性を与えられるため、私は廃材DIYをしてよかったと思います。
DIYはバンライファーのための工場「Mobi Lab.」を利用!
2つ目の問題は、DIYする場所と工具がないということです。
荷物を積んで旅をしながら車内をDIYするのは、本当に大変です。
工具もほとんど持っていないので、どうするか悩んだ結果、Carstay株式会社が運営している、キャンピングカーが好きな人のお困りごとを解決できるバンライフガレージ「Mobi Lab.(モビラボ)」のシェアガレージを利用させて頂くことにしました。
Mobi Lab.のシェアガレージには、車のDIYに必要な工具が揃っていて、さらにキャンピングカーのプロがDIYのサポートをしてくださるため、DIY初心者の私にとっては最高の場所でした。
車内DIYで行った4つのポイント
①部屋のテーマ決め
まずは、自分の部屋のテーマを考えました。
周りと被らないデザインで、生活していてテンションが上がる、お客さんが入ったら元気が出るような部屋にしたかったんです。
そして決めたテーマは「太陽の部屋」。
外装のテーマは「海」だったので、相性も良いと思いました。
部屋の設計図を書き、壁の色を考えて、家具の色も決めました。
最初にテーマを決めておくことで、無駄なものを購入することを防ぐことができてオススメです。
②知恵を絞ってデザインした、ベッド兼イス作り
これまではロフトベッドで就寝していましたが、毎日車暮らしとなると、ベッドを引き出して登るのが面倒臭いと感じるようになりました。
なので、収納できるイスで、イスと正面の棚に板を置いたらベッドにもなるベッド兼イスを製作しました。
このようなデザインを考えるのには苦労しましたが、Mobi Lab.の工場長にも意見を伺い、知恵を絞ってこのデザインが実現しました。
ベッドを作ったことにより、友人が泊まることもできるようになったのでとても気に入っています。
③収納式テーブルとIKEAのテーブルを2つ使い
以前は小さなテーブル1つしか無かったため料理をするにも仕事するにも不便だったのですが、折りたたみ式テーブルとIKEAで購入したテーブル2台体制にして、以前と比べて暮らしやすくなりました。
今後は、車内で料理にも挑戦していきたいと思います。
④壁紙貼り、天井と家具の塗装で雰囲気をガラッと変える
一番部屋の印象を変える壁紙は思い切ってオレンジにしました。
「太陽の部屋」というテーマにあっているし、私はオレンジの壁紙のクルマを見たことがないので、誰もやっていないことをやりたいという気持ちからこの色にしました。
最初は家具を茶色に塗装すると、オレンジが浮いているように感じて何か想像と違うように感じました。
そこで思い切って天井を木貼りにして家具と天井を白色に塗装すると、海の家のような明るい雰囲気の部屋になりました。
100均や300均などの小物で装飾すると、以前の部屋よりオリジナリティーが出て愛着の湧く空間ができました。
今後もトラベルハウスを、さらに快適かつお気に入りの空間にDIYしていきたいと思います。
トラベルハウスは自分で理想の空間をDIYしたい人にオススメ
色々な車をキャンピングカー仕様にDIYしている方を見ていると、トラベルハウスは比較的初心者でもDIYをしやすいと感じました。
四角い箱なので、板張りや壁紙の張り替えも容易ですし、棚なども取り付けやすいです。
また、断熱・防音がしっかりされているので安心です。
特に初心者の方でDIYして理想のキャンピングカーをつくりたい人には、トラベルハウスがオススメだと感じます。
トラベルハウスの大改造は苦労することもたくさんありましたが、自分の「スキ」が詰まった部屋での生活は秘密基地のようでワクワクしますし、クルマにより愛着が湧きます。
友達を招待して、褒めてもらえるのも嬉しいです(笑)
トラベルハウスの購入を検討されている方、すでに乗っている方にも、ぜひトラベルハウスのDIYを楽しんで欲しいです。
(文・写真:すずか)
すずか (Suzuka)| ぽんこつバンライファー