カテゴリー:こみちんチャンネル
【まずは自遊空間からのお詫び】
当初このブログを担当していた「自遊オヤジ」です。
最近はアンバサダーの皆様から寄稿いただいた記事中心で、直接の担当からも外れて楽をさせてもらっていました。
今回、2月以来約3カ月間ブログ記事のアップが当社事情で滞ってしまい、老体に鞭を打たれ再登場です。
更新の滞りでご心配いただいた読者の皆様、そして何より折角寄稿いただいたアンバサダーの皆様、大変申し訳ありませんでした。_(._.)_
この記事もこみちんさんから、2月末に戴いていたものです。
読者の方から「初夏に大寒波の記事はオカシイだろ!」と突っ込まれるのを承知の上でアップいたします。
寄稿いただいている記事を順次アップしていきますので、ご愛読の程よろしくお願いいたします。【m(__)m】
>>>>以下、こみちんさんから寄稿の記事です。
みなさん、ぽこにゃちわ。こみちんです。
今回は岐阜に大寒波が来た時のお話です。何年かに一度『ここ数年で最大の大寒波が!』みたいなニュースが流れる岐阜県なのですが、今年は特に凄かったです。
数日前から予定を調整して雪中キャンプの計画をしていたのですが、予定よりも早く雪が降り始めキャンプ場に行く当日は朝の時点でかなりの雪が積もっていました。
僕の住んでいる地域は平地なのですが、それでも靴が余裕で埋まって隠れるぐらいには積もっており、キャンプ場がある山間部は一体どうなっているのだろうとワクワクが止まりませんでした。
長丁場になることも予想して、いつもより多めに食材を買い込み、藤橋キャンピングベースに向かいました。
いつも走り慣れた道ですが、その日の道路は雪で真っ白で、山へ向かっていくにつれてその白さはより濃くなっていきました。当然スタッドレスタイヤを履いているのですが、それでも細心の注意を払いながらの運転が続きました。道路のアスファルトを見るのはトンネルの中ぐらいで、他は一切黒い部分は見えず、前の車が通ったであろう轍状の雪の上をなぞって走っていきます。
いつもなら一時間弱で着く道のりを、約2倍の2時間ぐらいかけて藤橋キャンピングベースに到着しました。慣れない雪道の運転で正直かなり疲れていたけど、現地に着いて待っていたのはこみバコを駐車するスペースの除雪でした。
家から雪かき用のスコップを持ってきていたのですが、車一台を入れるスペースとなるとかなりの重労働。キャンプ場の管理人さんにも手伝ってもらい、何とかこみバコをスポッと入れられる分の除雪が出来ました。めちゃくちゃ寒いはずなのに動き過ぎて体はポッカポカでした。
まだまだ外は大雪警報が出ている状態だったので、流石に外での焚き火などは諦めて、引きこもり車中泊に切り替えました。今日はとことんこみバコの中で美味しいものを好き勝手食べようと!テンションが上がってきました。
この日の晩御飯は赤から鍋。僕の大好きな鍋料理です。好きなだけ肉を食べて体の中から温まりました。めちゃくちゃ寒い環境でアツアツの鍋を食べているので、口からは有り得ない量の白い息が出ます。雪中キャンプならではのこういう現象にいちいちテンションが上がります。
外を見るといつの間にか真っ暗になっていて、雪の上には小動物でも歩いたような足跡がいくつもありました。換気扇から抜けてくる美味しそうなニオイに釣られてやってきたのでしょうか。
トイレに行きたくなって管理棟に向かうのですが、いつもなら近い距離も、大雪のおかげで一苦労です。こういう時はさすがに、トイレも付いてる大型のキャンピングカーが羨ましくなったりします。
その日は鍋の〆の雑炊も食べて、そのまま就寝しました。寝袋、電気毛布、湯たんぽ、ありとあらゆる寒さ対策を駆使していたのでポカポカ状態で眠ることが出来ました。
そこから朝までぐっすり眠り、朝7時頃目が覚めました。窓を開けて外を見てみると、昨日よりもさらに20~30㎝ほど雪が積もっていました。当然こみバコの上にも積もっていて、雪かきが大変でした。
キャンプ場前の道路を見てみると、とても車が通れるような道ではなく、除雪車の作業を待つ事にしました。
それまではとにかく車の雪を降ろし、バリバリに凍ったフロントガラスをエアコンの暖気で解凍するのに必死でした。
一通り除雪車が雪を押し出してくれた頃、また吹雪が吹き始め、このタイミングを逃すと帰れなくなる!という危機感をひしひしと感じました。呑気に朝ごはんを食べている時間はないと判断し、山を降りていきました。
しかし、その帰り道がさらに危険満載で、行きと同じようにいつもの倍以上の時間をかけてゆっくりと帰宅しました。
ここまでの体験をしても、また来年雪が降ったらきっと行きたくなるのはなぜなんでしょうね?非日常体験に心躍るからでしょうか?雪には不思議な魅力がありますね!
ちなみに、岐阜県には沢山のキャンプ場がありますが、雪中キャンプが楽しめるキャンプ場となるとかなり限られてきます。冬場はキャンプ場を閉鎖しスキー場で働く人が多いのがその原因です。
そんな中、僕がオススメなのが今回も利用した藤橋キャンピングベース。基本的には年中やってるので、雪の予報のタイミングを見計らって予約すると雪中キャンプが楽しめるかもしれません。今のところ除雪による追加料金などは無いようです(2024年2月時点)
気になる方は是非行ってみてください!
こみちん
(文・写真 こみちん)